長崎県は10日、佐世保市江迎町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したのに伴い設定していた搬出制限区域(発生農場を中心に半径3~10キロ)を9日午後5時に解除したと発表した。4カ所に設置していた消毒地点は、平戸市田平町の「道の駅昆虫の里たびら」を残し廃止した。
佐世保、平戸、松浦3市の一部が入る移動制限区域(同半径3キロ)内にある農場は、発生農場を除き800羽を飼育する1戸のみ。県はこの1戸を対象に検査し、4日に5羽の検体を採取。8日までに全て陰性を確認した。このため国との協議を経て、搬出制限区域を当初の予定より1日早く解除した。
3市と北松佐々町の一部に設定していた搬出制限区域内では、農場や小学校など22戸で16万5千羽が飼育されている。
今後、14日までに移動制限区域内で新たな発生がなければ、15日午前0時で同区域も解除する。
江迎の鳥インフル 搬出制限区域を解除
- Published
- 2023/01/11 11:10 (JST)
- Updated
- 2023/01/11 11:12 (JST)
© 株式会社長崎新聞社