長崎県佐世保市八幡町の亀山八幡宮で10日、新春恒例の十日恵比須大祭があり、市民らが商売繁盛や家内安全を祈願した。
一部の商家を中心に営まれていた「恵比須講」の輪が広まり、有志によって1929年に開いたのが始まり。現在は市内の企業などで組織する佐世保恵比須会(金子卓也会長)が主催し、新年の地域行事として親しまれている。
今年も新型コロナウイルスの影響で、恒例の餅まきは取りやめとなったが、参拝者には餅を配布。今年の祭主「大恵比須」の山口嘉浩さん(61)=ランドアーク代表取締役=らが縁起物の福餅を参拝者に手渡した。
このほか、抽選会などのイベントも開催。佐世保市広田町で花屋「マーブルフラワー」を経営する田上美春さん(48)は「商売繁盛を祈願しました。昨年はコロナの影響で自粛しましたが、今年は参拝できてよかった」と話した。
商売繁盛や家内安全を祈願 亀山八幡宮・十日恵比須大祭
- Published
- 2023/01/11 12:10 (JST)
- Updated
- 2023/01/12 12:45 (JST)
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