鳥インフルエンザ 広島・三次市で83万羽 殺処分始まる 今季5例 計155万羽 県内の約16%に

広島・三次市の農場で鳥インフルエンザが確認され、県は、この農場で飼育されているおよそ83万羽の殺処分を始めています。今シーズン、県内5例目です。

県によりますと、9日、三次市にある採卵用の農場から「死ぬニワトリが増えている」と連絡がありました。

その後の遺伝子検査で、「H5亜型」の鳥インフルエンザと確認されたことを受け、県は、自衛隊に災害派遣を要請するとともに、この農場で飼育されているおよそ83万羽の殺処分を始めました。

また、周辺の施設や道路などで消毒作業を実施しています。

県内では先月、この農場とも近い世羅町で4つの農場から鳥インフルエンザが確認され、あわせておよそ72万羽が殺処分されました。

県内での殺処分は、今回の三次市のものを合わせると、およそ155万羽となり、これは県内のおよそ16%にあたるということです。

湯崎知事は、「流通への影響も確認し、卵が入手できない事態にならないように対応を考えたい」としています。

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