インフルエンザで小学校が学年閉鎖 福井県内で3年ぶりの措置

 福井県は1月11日、インフルエンザにより、福井市の小学校1校の3学年で閉鎖措置が取られたと発表した。県内学校でのインフルエンザによる閉鎖措置は2020年2月以来。

 インフルエンザは過去2シーズンは低水準だったが、今冬は厚生労働省が昨年末に全国で流行期に入ったと発表。杉本達治知事は11日の年頭会見で、県内でも今後、新型コロナウイルス感染症との同時流行が強く懸念されると危機感を示し、体調不良を感じた場合は登校や出勤を控えるよう促した。

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 県保健予防課によると、1月1日までの1週間に県内37の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は計13人で、1機関当たり0.35人と、流行開始の目安となる1人を下回っている。同課の担当者は「前週まで落ち着いていても急激に増える可能性がある」として、マスク着用や手洗い、うがいなどの対策を呼びかけている。

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