栃木県インフルエンザ流行期入り 3季ぶり、安足地区が患者最多

栃木県庁

 栃木県は12日、県内でインフルエンザが流行期に入ったと発表した。1月2~8日の1週間に、定点調査する76医療機関の患者報告数が179人に上った。1カ所当たり2.36人で、流行の目安となる1人を超えるのは3年ぶり。新型コロナウイルス感染拡大後では初めて。県は感染対策の徹底やワクチン接種の検討を呼びかけている。

 保健所管内別では安足が1カ所当たり4.18人で最も多く、県北が3.14人、県南が2.35人、宇都宮市が1.67人、県東が1.50人だった。県西は0.88人で流行の基準を下回った。

 厚生労働省は昨年末にインフルが全国的に流行期に入ったと発表していた。

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