綾瀬「道の駅」整備 新たな事業地に東名IC接続の県道沿い農地選定 27年度開業目指す

綾瀬市が新たな道の駅事業予定地に選定した市役所南側の農地付近=同市早川

 綾瀬市は12日、道の駅整備事業の新たな予定地として同市早川の農地を選定したと発表した。東名高速道路・綾瀬スマートインターチェンジ(IC)に接続する県道42号沿いで、再整備が今年本格始動する市役所周辺の中心市街地にも隣接する。古塩政由市長は「約1年前に埋設物問題で予定地の変更を強いられたが、地域活性化で相乗効果が期待できる適地が見つかった」と説明し、2027年度の開業に意欲をみせた。

 道の駅整備事業は、21年3月に開設した東名・綾瀬スマートICによる交通利便性向上などの波及効果を呼び込む同市の重要施策。盛んな農業や養豚業などの地場産品販売のほか、交流人口を増やすシティーセールスや観光業育成を担う拠点施設を目指す。

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