14日から大学共通テスト 離島の受験生 本土入り 宇久高、北松西高の計4人

試験を前に佐世保市本土に入った離島の高校生=佐世保港

 大学入学共通テストを前に、離島の長崎県立宇久高(佐世保市宇久町)と県立北松西高(北松小値賀町)の3年生計4人が12日、会場がある佐世保市本土に入った。
 県内では2009年から五島市や対馬市など離島の3市1町に試験会場を設置している。島内に会場がない両校は事前に移動。生徒は県立大佐世保校で14日から2日間の試験に臨む。
 生徒は参考書などが入ったキャリーバッグを手に、12日午後4時半ごろフェリーで佐世保港に到着した。宇久高の山口紗季さん(18)は「これまでやってきたことを発揮できるように頑張りたい」と意気込みを語り、北松西高の川口真歩さん(18)は「最後まで復習して、不安がない状態で挑みたい」と話した。
 県内では長崎大(長崎市)など9会場で試験を実施。志願者数は4872人(前年比260人減)。


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