島津製作所、川崎・殿町に新拠点 20億円投じ研究施設開設 オープンイノベーションを推進

TIPの外観(島津製作所提供)

 計測機器大手の島津製作所(京都市)は16日、川崎市川崎区に新拠点「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」(殿町事業所)を開設した。同区・殿町地区の国際戦略拠点「キングスカイフロント」内に立地し、関東地方におけるオープンイノベーションの拠点として活用する。

 コンセプトは「魅せて、つなげるイノベーションプラザ」。環境、医療、工業の3分野に関連した研究施設を開設した。

 自社計測機器を活用。新たな分析手法の開発などを顧客とともに行うほか、秦野工場などに設けていたショールーム機能を集約し、自社の歴史を紹介する展示ゾーンや学会・セミナーなどを開催するホールも併設した。整備費には約20億円を投じたという。

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