栃木県足利市迫間（はさま）町のあしかがフラワーパークで冬咲きボタンが見頃を迎え、園路沿いのイルミネーションとの共演が来園者を魅了している。
本来は春先に花が咲くボタンを人工的な温調技術で開花させ、寒さ対策として家の形に模した「フラワーハウス」で覆った。日没後に点灯する発光ダイオード（LED）電球は赤や白、ピンクの大輪を照らし、幻想的に浮かび上がらせる。
16日は夕刻に雨も上がり、花をめでながら園内を散策する人でにぎわった。千葉県浦安市今川1丁目、主婦国分利予（こくぶりよ）さん（69）は「冬のボタンがあるとは知らなかった。とても優しい色ですね」と声を弾ませていた。冬咲きボタンは2月末まで楽しめるという。
