放置竹林活用のメンマ人気 「熟成発酵」歯ごたえ抜群 茂木町も後押し

メンマの材料となるタケノコを収穫するモウソウダケの竹林

 【茂木】黒田の建築業土屋幸男(つちやさちお)さん(66)ら須藤地区の住民を中心とした有志団体が、放置竹林を活用したメンマの製造販売に乗りだした。「純もてぎ産 熟成発酵メンマ」の名で昨年11月に発売し人気となり、徐々に認知度を高めている。地域おこしや里山環境の改善などにつながる取り組みだとして、町も活動を後押ししている。

 土屋さんが個人的にメンマ作りを始めたのは4年前。近所に配ると評判になり「売り物になる」と、隣接する生井、千本などを含む須藤地区を中心とした仲間15人で昨年3月、「茂木の竹林メンマ工房協議会」を発足させ、加工所を設けた。

 

自慢の「熟成発酵メンマ」を持つ土屋会長(左)ら
メンマの材料のタケノコを収穫するモウソウダケの竹林

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