長崎市長選 赤木氏、出馬を正式表明「新しい流れつくる」

 長崎県議の赤木幸仁氏(38)=長崎市区=が17日、市役所で会見し、任期満了に伴う4月の市長選に無所属で立候補すると正式に表明した。
 赤木氏は「政治家として活動する中、人口減少やコロナ禍での閉塞(へいそく)感を非常に感じた。打破するにはこれまでと違う新しい流れをつくらないといけない」と出馬理由を説明。人口減少対策を喫緊の課題として挙げ「(現状に対し)市民のネガティブな声を聞くが、外から見ると食や自然、文化など、いろいろな魅力がある。エッセンスを加え『長崎は住んでよか場所ばい』という施策に取り組みたい」と述べた。
 次期市長選を巡り、今期限りでの退任を表明した田上富久市長=4期目=が、立候補予定の前九州運輸局長、鈴木史朗氏(55)の支持を表明したことに「後継や世襲に反旗を翻して市長になった人。少し違和感を感じる」。「継続なのか、新しい長崎をつくるのかの選択肢をしっかりと市民に提示したい」とした。
 政党への推薦は現時点で考えていない。具体的な公約は改めて示すとした。
 次期市長選には、同市の会社経営、原拓也氏(54)も立候補を予定している。


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