台風15号で土砂崩れの“盛り土” 春までに撤去し「梅雨前までに」排水対策工事完了へ=浜松市

2022年9月の台風15号の影響で、浜松市天竜区で発生した土砂崩落問題で、浜松市は第三者による技術的検証会を1月17日に開き、排水対策工事を2023年の梅雨時期前までに完了させる方針を示しました。

この問題は2022年9月、台風15号の大雨の影響で浜松市天竜区緑恵台の盛り土された土砂が崩落し、住宅3棟が倒壊し、住民3人がけがをしたものです。

1月17日に開かれた第三者による2回目の技術的検証会では、残った盛り土の今後の対策などを確認しました。市は2022年春までに残った盛り土をおおむね撤去し、地下水が溜まらないよう、地中に排水管の敷設工事を2022年の梅雨時期前の6月中旬ころまでに完了する方針を明らかにしました。

また、当日、1976年に設置された現場付近の観測所で、観測史上最大となる1時間あたり81.5ミリの雨を記録し、これが土砂崩れの要因だったことも公表されました。

© 静岡放送株式会社