相次ぐ不審電話…大手携帯会社や警察官かたる 長崎県内で5件、ニセ電話詐欺に注意

 長崎県警は18日、県内の高齢者宅などに大手携帯電話会社や警察官を名乗る不審電話が5件あったと発表した。架空の料金請求などで金銭をだまし取ろうとするニセ電話詐欺の予兆電話だとして注意喚起している。
 県警生活安全企画課によると、同日午前、高齢者宅などの固定電話に大手携帯電話会社を名乗る自動音声ガイダンスで「使っている電話番号は本日で利用停止となる」と不審電話があり、指示通りに「1」を押すと「オガワケンジ」を名乗る男らが氏名など個人情報を聞き出そうとした。被害は確認されていない。
 同課は「大手携帯電話会社は自動音声ガイダンスで回線の利用停止を通知しない」とし、家族や警察への相談、会話を自動録音する迷惑電話防止機能付き電話機の活用を呼びかけている。貸し出し無料。在庫は約300台。問い合わせは最寄りの警察署か県警へ。


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