北日本は21日(土)にかけて大荒れ 来週は全国的に極端な寒さ 日本海側は大雪のおそれ高まる

週間予報

 きょう19日(木)は日本海側でも晴れている所があるが、あす20日(金)から21日(土)は北日本を中心に大荒れの天気となる見込み。寒気の南下に伴い、来週にかけては全国的に厳しい寒さに見舞われ、日本海側を中心に大雪の影響が長引くおそれがある。北日本はもちろんだが、それ以外の地域でも、寒さや雪に対する備えが必要だ。

天気変化早い

20日(金)雨雪と風の予想

 北日本は20日(金)から21日(土)にかけて、低気圧の通過や寒気の流れ込みの影響で、日本海側を中心に雪を伴った非常に強い風が吹きく見込み。猛ふぶきや、吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要となる。沿岸では、高波にも注意・警戒が必要だ。21日(土)は北日本で寒さが厳しく、東日本でも北風が冷たくなる見通し。

22日(日)〜23日(月)各地の予報

 22日(日)は西日本で雨の降り出す所が多く、気温が低い中国地方の山地は雪で、夜は近畿の内陸でも雪の所がある見込み。23日(月)午前には、東日本にも雨や雪の範囲が広がる見通し。関東で雨や雪の降る量は多くならない見通しだが、月曜朝のタイミングと重なるので、念のため注意が必要となる。

大雪と強烈な寒さ

25日(水)朝 上空の寒気

 24日(火)は冬型の気圧配置が強まり、日本の上空には今季一番の強い寒気が南下する見込み。25日(水)にかけては低気圧が通過する東北や、雪雲が集中的に流れ込む北陸や近畿北部などで、雪が強まり積雪が急増するおそれがある。24日(火)午前中まで地面が露出している地域でも、短時間で様子が一変する可能性があるので、車の立ち往生など交通機関への影響に注意が必要となる。

24日(火)〜26日(木)各地の予報

 寒さが厳しくなる点にも注意が必要だ。来週なかばごろは東・西日本の太平洋側、都市部でも朝は連日0℃を下回る所が多い見通し。普段、それほど寒さが厳しくない地域は、家の廊下や風呂場等との気温差などが大きくなりやすい。体に負担がかかる要素がそれだけ増えることになるので、部屋の温度や体調管理等に十分な注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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