広島市に住む高齢女性が約8800万円をだましとられる特殊詐欺事件が発生しました。
被害にあったのは、広島市中区に1人で暮らす80代の女性です。
先月、女性のもとに住宅メーカーの社員を名乗る男から「介護施設の入居権に関して名義を貸してください」などと電話がありました。
その後さらに介護施設の顧問弁護士を名乗る男などから「名義貸しは犯罪」「このままでは資産を差し押さえられるので、一旦私に預けてください」などと電話があり、去年12月から今年1月にかけてあわせて約8800万円をだまし取られたということです。
女性は犯人が指定した県外の複数の住所に、5回にわたって数千万円ずつ宅配便で送っていました。
警察は「電話でお金を要求されたら詐欺を疑ってほしい」と呼びかけています。