ラグビー女子で2016年リオデジャネイロ五輪の7人制日本代表で、現役引退を表明した鈴木彩香選手(33)=アルカス熊谷=が19日、東京都内で記者会見に臨み、「ラグビー人生を悔いなく終われたことは光栄。これからは女子ラグビーの普及と発展にできることを最大限にやっていきたい」と心境を語った。
横浜市鶴見区出身。小学2年時にタグラグビーと出合い、釜利谷クラブで本格的にラグビーを始めた。鶴見高から関東学院大に進学。15人制ではワールドカップ(W杯)に2大会で代表入りを果たし、20年にはイングランドでプレーした。
今後は女子ラグビーの普及啓発や社会的価値向上を目的に、昨年6月に発足した「ウィメンズラグビーコミュニティ」を軸に活動する予定。会見では昨年末に一般男性と入籍したことも発表した。