韓国ラグビー協会会長が来日 日韓ワールドカップ共催を提案

韓国ラグビー協会会長が日本ラグビー協会に対し、ワールドカップ日韓共催を提案した。

韓国ラグビー協会などによると、チェ・ユン大韓ラグビー協会会長は今月初めに日本を訪問し、土田雅人日本ラグビー協会会長および玉塚元一ジャパンラグビーリーグワン理事長と会い協力強化案を議論した。

土田会長はサントリーグループ副社長であり、玉塚理事長は日本ロッテホールディングスCEOだ。

この席でチェ・ユン会長は韓日ラグビーワールドカップ共同誘致を提案した。韓国で非人気スポーツにとどまっているラグビーへの関心を引き上げたい考えだ。

チェ会長は「現在では韓国ラグビーが独自にラグビーワールドカップを開催するには無理があることをよく知っているので、2022日韓ワールドカップ、2026米国-カナダ-メキシコFIFAAワールドカップのように、韓日ラグビーワールドカップ共同開催を提案した」とSNSで述べている。

一方で日本は去る2019年にラグビーワールドカップを開催。この大会で日本代表はアイルランドやスコットランドなど強豪を倒し、ベスト8に輝いている。その後、ラグビーは日本で野球やサッカーに次ぐ人気スポーツになろうとしているが、韓国ラグビー協会も、日本の協力を得ることでラグビーの振興を促進したいようだ。

(大韓ラグビー協会がFacebookで共有した交流の様子)

このことを報じた韓国紙イーデイリーは「共同開催といってもラグビーワールドカップが韓国で開かれれば相当な経済効果が期待できる」とし、2019年のラグビーワールドカップを見るために日本を訪問した海外観光客は24万人余りに達したことなどを挙げた。

チェ会長は「機会さえあれば、韓国もラグビーが一般スポーツを超えて人気スポーツに生まれ変わることができる」と述べている。

また、チェ会長は韓国ラグビー発展のための人的交流も日本側に提案している。選手や指導者を互いに派遣し、国際ラグビー情報を交換するなど、相互協力を強化しようという意味であると伝えられた。さらに「アジアラグビーを率いる日本でより多くの韓国選手が活動できるようアジアクォーターを拡大してほしいという要請も共に伝えた」とのこと。

チェ会長によると、日本側は選手や審判、監督コーチなど指導者をはじめとする各界各層の活発な交流及び支援を約束したという。クォーター拡大有無については分かっていない。

日本と韓国は2002年にサッカーワールドカップを共催したことがある。一方で、サッカー代表と異なりラグビー代表では、当該国以外の国籍者も代表メンバーとして加わることができる。ラグビーは「国籍主義」ではなく、所属する「協会主義」になっており、国籍とは異なる国でも代表になるチャンスがある。

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