ランタンフェス 3年ぶり華やかに開幕 光とにぎわい 街にあふれ  長崎

色とりどりの光に包まれ、来場者でにぎわう会場=長崎市新地町、湊公園

 冬の長崎に約1万5千個の明かりがともる「長崎ランタンフェスティバル」が中国の旧暦で元日に当たる22日、3年ぶりに開幕した。長崎市賑町の中央公園や中島川沿いは鮮やかな光で彩られ、雨が降る中、同市中心部は多くの観光客や市民でにぎわった。
 新地町の湊公園では、旧正月を祝う春節礼祭と点灯式が開かれた。午後6時、来場者らのカウントダウンを合図に、メインオブジェやランタンが花火とともに一斉に点灯した。

中国の春節に合わせ、華やかな光で街を彩る長崎ランタンフェスティバルが22日、3年ぶりに開幕。点灯式で約1万5000個のランタンが一斉にともり、来場者は歓声を上げた=長崎市新地町、湊公園

 初めて来場し、点灯を見守った宮崎県都城市の原口千鶴子さん(57)は「雨が降っていて寒かったが、待ったかいがあったと思えるほどきれいだった。豚の頭が並んでいるのを見て、とても驚いた」とほほ笑んだ。佐世保市立祇園小2年の嶋田星士郎君(8)は親子3世代で訪れ「ランタンフェスティバルの光景が好きで、毎回来ている。ごま団子を食べるのが楽しみ」と話した。


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