火災の死者31人、過去10年で最多 2022年長崎県内

 長崎県は19日、昨年の県内の火災概況(速報値)を発表した。火災による死者は過去10年で最多の31人で、前年と比べて19人増えた。
 県消防保安室によると、火災発生件数は507件(前年比79件増)で、過去10年で3番目に多かった。
 死者を年代別に見ると、71歳以上が23人で最多。51~60歳と65~70歳が各2人、10歳以下と31~40歳、41~50歳、61~65歳が各1人だった。
 同室は、火災への予防として▽住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換▽安全装置が付いたストーブやこんろの使用▽お年寄りや体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し備えること-などを呼びかけている。

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