広島県内にある少なくとも80を超える高校に生徒や教員に危害を加えるといった内容の文書が届いていることが、県教育委員会などへの取材で分かりました。
県教委によりますと、24日未明、県内にある複数の高校に脅迫するような内容の文書が、ファクスで届いたということです。
こちらはRCCが入手した、実際に高校に送られてきた文書の画像です。
東京の実在する弁護士の名前と、銀行口座が書かれ、送金するよう要求する内容や、「期限までに誠意ある対応をしなければ、実力行使に出る」などという文言が書いてあります。
印字された発信元のファクス番号もこの事務所のものでした。
事務所はRCCの取材に対し、「本人も事務所も全く身に覚えのない話」とこたえ、すでに警察に相談しているということです。
RCCが県内の警察署に取材したところ、少なくとも89校に同様のファクスが届いているということです。
県教委は公立の学校に校内の安全を確認するよう呼びかけ、一部は休校などの対応をとりましたが、これまでに異常は確認されていないということです。
きのう(23日)は県内の大学に大学の爆破を予告する内容の文書が、ファクスなどで送られていて、警察が関連を調べています。