大雄山線などを運行している伊豆箱根鉄道(静岡県三島市)は28日、線路の滑り止めに使用している砂をお守りにして同線などの駅を利用する受験生に配布する。同社は「受験生に滑らず志望校に合格してほしい」と呼びかけている。
「滑らない砂」は重機などを輸送する電気機関車EDの車輪の空転を防ぐためにレール上にまいている。砂は2017年から不定期に受験生に配っており、これまで「おかげで志望校に合格できた」と喜びの声が寄せられるなど“御利益”もあったという。担当者は「試験も空回りせず自分の実力を発揮できるように」と願いを込めている。
同日午前10時から大雄山線大雄山駅(南足柄市)と駿豆線修善寺駅(静岡県伊豆市)の改札前で先着各100個を配る。(深沢 剛)