3部門で九州大会に出場し、全国の舞台を目指す大分上野丘高校放送部 【大分県】

約20人の部員が在籍する大分上野丘高校放送部。運動部や文化部との掛け持ち部員が多い中、「NHK杯高校放送コンテスト」で全国大会に出場するなど、数々の大会で実績を残している。活動の幅は広く、アナウンス部門が体育大会の実況や文化祭での司会を務め、製作部門は中学生に向けた学校説明会の動画制作などで活躍する。

顧問を務める松本隆宏教諭は「今年は伸びしろの大きい部員が多い。徐々にスキルを身に付けて大会での入賞を目指したい」と部員たちへの期待は大きい。昨年11月に行われた「第44回九州高校放送コンテスト大分県大会」では、アナウンス部門で部長の本城舞(2年)が最優秀賞を受賞した。またアナウンス部門の1年生2人と朗読部門、番組製作部門でも優良賞に輝き、九州大会への出場権を手にした。

練習から意識を高く保っている

本城は「部員たちで、先輩後輩関係なく意見を出し合う。作品に対して学年の壁はないので、どんなことでも話し合えるのが部の魅力」と話し、ほぼ毎日の部活動を通して仲間たちと切磋琢磨(せっさたくま)することが、成長につながっている。松本教諭は「作りたいものを作っても相手に伝わらなかったら意味がない。必ず聞き手や見る人のことを考え、意識することが大切」と、作品のメッセージ性を意識するよう部員たちに伝えているという。部員の意識は高く、県大会での入賞を弾みに、日々練習を重ねながら目標とする全国大会出場を目指す。

全国大会出場を目指す

(塩月なつみ)

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