政府は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを、5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を決定しました。広島の人たちはどう受け止めたのでしょうか。
政府は、さきほど、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを大型連休明けの5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を正式決定しました。
一方、医療費などの公費負担については段階的に縮小することにしていて、3月以降に具体的な方針を示したい考えです。
マスクの着用については、基準を緩和し、屋内外問わず個人の判断に委ねる方向ですが、緩和の時期については引き続き検討が続けられる見通しです。
「5類」への引き下げやマスクの緩和について街の人はー。
街の人たち
― 「5類」引き下げについて？
「今の状態を見たら、5類になること自体は賛成というか、いいことだと思う。もう経済が止まってしまうのと、この間も濃厚接触者になったが、不便なことが多い。（マスクは）しばらくは着けたままだろうし、みなさんの動向を見ながら外していく」
「自分もコロナになって滅茶苦茶しんどかった。もうちょっと慎重に考えてもいいのかなと思う。わたしはマスクし続けると思う」
一方、医療関係者からは「5類」への引き下げについて、さまざまな課題が指摘されています。これまで1万人を超える患者が受診した病院ではー。
舟入市民病院 高蓋寿朗 院長
「疾患の特性としては5類と考えていいような病気になってきていて、若い方中心にほとんどの人はカゼみたいな症状で軽くすむ人が多い病気に変わっては来ていると思う」
「一方で、依然、高齢者の人とかが、この病気に感染すると、もともと弱っている人がすごく弱るとか、場合によっては命にかかわるということもあるので、そういう意味では対応を考えないといけない部分も残っているとは思っている」
このほか、対策本部ではスポーツイベントやコンサートでは引き続きマスクの着用を求める一方で、収容定員の100%であっても応援などのために大声を出すことを認めることにしていて、27日から適用します。
街の人たち
― 大声の緩和について？
「カープを早く大声で応援したい」
「テレビで観戦しようかなと、わたし自身はなると思う」
