元DeNA石川雄洋がアメフト引退「最高峰のXリーグで新しい世界が見られた」

場内を一周する前にベンチに向かっておどける石川氏=2021年6月5日、横浜

 プロ野球の横浜DeNAで活躍し、現在はアメリカンフットボール日本社会人Xリーグ、ノジマ相模原に在籍するWR石川雄洋(36)が30日、自身のインスタグラムで現役を引退することを発表した。2020年限りで横浜DeNAを自由契約となり、翌21年から2シーズンプレーした。インスタグラムでは「プロ野球16年、アメフト2年の18年間のスポーツ人生が終わります。僕を支えてくれた全ての人に感謝致します」とコメントした。

 静岡県出身の石川は横浜高で春夏2度の甲子園に出場。2004年のドラフト6巡目で当時の横浜ベイスターズに指名された。12~14年には横浜DeNAの初代主将を務めた。20年に戦力外通告を受けると、「人生は一回限り。ここでやらないと後悔する」。21年にノジマ相模原に加わった。

 1年目の開幕戦でパスキャッチを記録するなど非凡な才能も披露した。2シーズンで目立った成績は残せなかったが、「最高峰のXリーグで新しい世界が見られたし、プラスになることしかなかった」。今年1月29日、チームメートに引退を告げたという。

 石川は「落ち着いたら、どこで何をやるか分からないけど、育成とか、スポーツに関わっていきたい。また、それまでにしっかり勉強して、レベルアップして帰ってきたい」とファンに約束した。

© 株式会社神奈川新聞社