スキー距離の天皇杯第101回全日本選手権は1月31日、新潟県の十日町市吉田クロスカントリー競技場で行われ、男子50キロクラシカルで宇田崇二(うだ・たかつぐ)=福井・奥越特別支援学校教員=が2時間31分12秒6で優勝した。宇田崇は28日の同15キロフリーに続いて2冠となった。この大会での2種目制覇は、昨年に続き3度目となる。
男子50キロクラシカルには60人が出場し、一斉にスタートした。宇田崇は序盤にトップに立つと、順位を下げながらも上位をキープ。終盤にスパートをかけ再び首位に立ち、そのまま逃げ切った。
同大会2冠は、15キロクラシカルと50キロフリーで優勝した2014年と、15キロクラシカルと10キロフリーを制した昨年に達成。3度目を果たした宇田崇は「ロングは得意なので自分の実力を発揮できた。優勝して充実しているなと感じる」と声を弾ませた。