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長崎県対馬市の比田勝尚喜市長は31日の定例会見で、韓国・釜山と同市を結ぶ国際定期航路について「2月中旬にも再開できるのではないか」との見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大で2020年3月から休止しており、再開されれば約3年ぶり。まずは北部・上対馬町の比田勝港発着便から再開される予定。
政府の水際対策が緩和され、比田勝市長によると、コロナ流行が落ち着き、県やCIQ(税関、出入国管理、検疫)、医療機関などとの協議に進展があった。当面は週末の運航を予定しており、乗客の人数制限を設ける方向で調整しているという。
南部・厳原町の厳原港発着便については、国際ターミナルが工事中のため再開が遅れる見通し。運航事業者について比田勝市長は「最終的に韓国の3社になるのではないか」と言及した。
市によると、釜山と比田勝、厳原をそれぞれ結ぶ高速船で対馬を訪問した韓国人観光客は、18年に最多の約41万人を記録。比田勝港からの入国者数は、うち7割超を占めた。