韓国で自動車用温熱シートからDEHPなど有害物質検出...中国産

寒くなると使われる自動車用温熱シートから有害物質が検出され韓国政府当局が発表した。すべて中国産だった。当該製品は販売中止などが勧告される。

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韓国消費者院は1日、韓国内で流通・販売中の車両用温熱製品13個に対する安全実態調査の結果、このように現れたと1日明らかにした。

車両用温熱シートは、電気用品および生活用品安全管理法に従って安全確認検査を受けた後に報告しなければならない。しかしこれら製品10個のうち4個(40%)は安全確認の届出もせずに販売されており、このうち1つの製品は電磁波関連認証を虚偽表示していたという。

当該製品

このほか、車両用温熱シート2つの製品の表面で基準値を超えたフタル酸塩系可塑剤(DEHP)と鉛(PB)が検出された。

車両用温熱シートと温熱ハンドルカバーは、電気電子製品及び自動車の資源循環に関する法律上有害物質の使用制限対象には該当しないが、制限対象基準を準用して測定した結果、有害物質が検出されたとのこと。

有害物質が確認された製品は、モダンカンパニーから輸入した「パラムコジ自動車熱線シート車両用1Way」とウィストから輸入した「サムシギが自動車通風シート車両用クーリング熱線マッサージシートカバー12V」だ。

消費者院関係者は「今回の調査をもとに確認申告が欠落していたり、有害物質が検出されたりした製品を輸入・販売した事業者には販売中止と品質改善を勧告し、通信販売事業者には販売遮断を要請した」と説明した。

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