![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/994045808197287936/origin_1.jpg)
節分(2月3日)の縁起物、カナガシラ(金頭)の水揚げが長崎市京泊3丁目の長崎魚市場でピークを迎えている。2日の早朝、競り人のかけ声が響き、仲買人が次々と競り落とした。
カナガシラは方言で「ガッツ」と呼ばれ、正面から見ると鬼の顔に似ていることから、食べると邪気を払うとされている。同市では節分の伝統食として、煮付けで食べる風習がある。
2日は40箱(1箱10キロ)が並び、1キロ当たり600~400円の値が付いた。かまぼこの原料として普段は1キロ当たり200円ほどで取引されるが、この時期は需要が高まり、相場は数倍に上昇するという。
長崎魚市企画課の多喜田克彦課長代理(48)は「最近は恵方巻き派が多く、年々減少傾向にある。邪気を払って健やかに過ごす伝統の食文化が続いてほしい」と話した。