長崎ヴェルカ ライバルA千葉と2連戦へ 諫早で4日から 車いすバスケの試合も

A千葉戦に向けた練習で激しく競り合うヴェルカの選手=佐世保市、長崎ヴェルカのクラブハウス内体育館

 バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の長崎ヴェルカは第20節の4、5日、諫早市中央体育館でA千葉との2連戦に臨む。ともに昨季の3部(B3)から昇格を果たしたライバルチーム。前田監督は「大事な試合で、しっかり勝ちたい。シーズン後半からのオフェンスの変化を、ブースターの皆さんに見てもらいたい」と意気込んでいる。
 西地区のヴェルカは現在24勝11敗、東地区のA千葉は26勝9敗で、それぞれの地区2位。東西8チームによるプレーオフ進出へ好位置につけている。ヴェルカは攻撃面が機能して1月18日の第17節から5連勝中で、一方のA千葉は1勝4敗。優勝、1部(B1)昇格に向けて、難敵に対しても好調ぶりを発揮したい。
 B3時代から昨年11月にアウェーで戦った第7節まで、これまでの戦績は3勝3敗。オーストラリア代表を率いた実績のある監督やB1で経験豊富な選手がそろうA千葉はセットオフェンスの精度が高く、守備も状況に合わせた対応力がある。互いの手の内を知るからこそ、一つ一つのリバウンドやルーズボールへの積極性が勝利へのカギになってくる。

ヴェルカの試合前にエキシビションマッチで登場するパラ神奈川SC。右端が鳥海(大崎高出身)

 試合開始は4日が午後5時、5日が同2時。今節は「県民応援フェア」と銘打ち、シュート体験などを楽しめるほか、両日ともに試合の2時間前には車いすバスケットボールのエキシビションマッチが開かれる。対戦カードは2021年東京パラリンピックの男子で銀メダルを獲得した鳥海連志(大崎高出身)が所属するパラ神奈川SCと、地元チームの長崎サンライズ。ともに日本代表選手を擁するハイレベルな試合が繰り広げられる。

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