長崎県が奨学金返済支援 最大150万円助成 5月8日まで候補者募集

 長崎県は、大学生らが県内企業の対象業種に就職し、一定期間勤務すれば奨学金返済を支援する「県産業人材育成奨学金返済アシスト事業」の支援候補者の募集を始めた。5月8日必着。
 支援を受けて県内企業に3年間勤務すれば、奨学金返済額の4分の1を支給。さらに3年間勤めれば、再び4分の1を支給し、奨学金返済予定額の半額(最大150万円)を助成する。
 県若者定着課によると、2016年度に導入。本年度は募集人数を従来の50人程度から、70人程度に拡大する。対象は、日本学生支援機構などの奨学金を受給し、24年3月以降に大学などを卒業見込みの大学生、短大生、専門学生のほか、春に進学予定の高校生らで、卒業後に県内に住み、県内企業で就職を希望する人。業種は製造業、情報サービス業、保険業・金融業、建設業、観光関連産業など八つ。
 これまで330人を支援候補者に認定し、21年度9人、22年度11人に支給した。同課は「将来、本県で活躍する若者を応援している。ぜひ応募してほしい」としている。同課ホームページからダウンロードできる申請書類を記入し、郵送か持参。

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