小田急と沿線3大学がシンポ 鶴巻温泉の旅館女将も登壇

 小田急電鉄(東京都)は、沿線にキャンパスがある3大学と連携して、まちづくりを考えるオンラインシンポジウムを開催する。各大学によるリレー形式で、2~3月に計3回実施。地元事業者も登壇し、沿線の各エリアの魅力や課題、可能性についてさまざまな視点から見つめ直す。

 多摩大学が企画した初回(2月7日)は、農業と観光が融合した神奈川県藤沢市北部の事例を踏まえて、地域の新たな価値創造について議論。同月27日は、相模女子大学が、鶴巻温泉(秦野市)の老舗旅館・元湯陣屋の女将(おかみ)を招き、観光人材の育成について考える。

 最終回の3月23日は、東海大学が、スポーツと社会の関係性や、シチズンシップ醸成をテーマに据える。

 シンポジウムは、小田急電鉄と多摩大学が2022年4月に結んだ連携協定に基づく第1弾。同社と3大学でつくる「Odakyu Innovation Roots」が主催する。

 参加は無料で、当日までに特設サイト(http://tmuri.jp/oirp)を通じて申し込む。

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