香川も!「古巣に戻った世界的スター選手」10名

先日、かつてボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドでプレーした香川真司が、セレッソ大阪に復帰することが発表された。

そこで今回は『Planet Football』から「古巣に復帰したワールドスター』をご紹介する。なお、ユース時代に過ごしたクラブに戻った例は含んでいない。

香川真司

復帰したクラブ:ドルトムント、セレッソ大阪

ボルシア・ドルトムントではユルゲン・クロップ監督の下で中心的な役割を果たし、2012年にはブンデスリーガとカップ戦の二冠に貢献。そしてマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したが、なかなか出場機会に恵まれず2年後に復帰した。

復帰後もしばらくはポジションを守ったものの、怪我もあって出場機会が減少。ベシクタシュへのローン移籍を経てレアル・サラゴサ、PAOKサロニカ、シント・トロイデンを経て今年セレッソ大阪に復帰することになった。

セレッソ大阪は他にも乾貴士や清武弘嗣、西澤明訓など海外でのプレーを経験した選手がほぼ戻ってくるという珍しいクラブだ。

ダニ・アウヴェス

復帰したクラブ:バルセロナ

5年間の時を経てバルセロナに戻ってきたダニ・アウヴェス。退団してからユヴェントス、サンパウロでプレーし、ブラジルリーグではなんと「10番」として起用されたこともあった。盟友チャビ・エルナンデスの声に応えて復帰した。

人材不足の中で活躍を見せ、「勝者のメンタリティ」を新生バルセロナの選手たちに伝えて去っていった。ただ、先日はそのバルセロナの街で性的暴行事件を起こしたとして逮捕されてしまった。

ティエリ・アンリ

アーセナルを離れてからバルセロナでプレーし、それから米国に渡ってニューヨーク・レッドブルズに加入したアンリ。MLSの中断期間に古巣へ戻り、短期間のみであったがプレーした。

かなり長い間チームを離れていたこともあり懐疑的な目もあったが、アメリカでキャリアの最後を過ごしている選手とは思えないほどのプレーを見せ、「アンリ、やっぱりさすがだな…」とファンを感嘆させた。

ディディエ・ドログバ

復帰したクラブ:チェルシー

2012年にチェルシーで初めてチャンピオンズリーグを制覇したあと、中国へと移籍。その後トルコの名門ガラタサライでプレーしたあと、2014年にチェルシーへと復帰している。

そこでは決してレギュラーとしてプレーできたわけではなかったものの、その存在感で貴重なサブの役割をこなし、プレミアリーグで4回目の優勝を経験。それを置き土産にし、1年後にアメリカへ去っていった。

ポール・ポグバ

復帰したクラブ:ユヴェントス、マンチェスター・ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育ったものの、トップチームでの出番が与えられなかったためにフリーで退団。ユヴェントスへ移籍してブレイクすると、後にプレミアリーグへの復帰を決断した。ユナイテッドからは8900万ポンドというとてつもない移籍金が支払われている。

しかしプレミアリーグではなかなか高評価を得られず、今季はユヴェントスへと復帰。ただプレシーズンで負った怪我が長引いており、ワールドカップの出場を逃したばかりか、まだプレーすらままならない状況にある。

マッツ・フメルス

復帰したクラブ:バイエルン、ドルトムント

ポグバのように2つのクラブを行き来した珍しい選手。バイエルンのユースで育ったもののトップチームでは台頭できず、彼はドルトムントに活躍の場を求め、そこでブレイクした。

ドイツ屈指のディフェンダーに成長したあと、再びバイエルンでのプレーを望み退団。3シーズンをレギュラーとして過ごしたあと、ふたたびドルトムントに戻ってくるというキャリアを歩んだ。

クリスティアーノ・ロナウド

復帰したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド

近年で最も話題になった古巣復帰と言えばクリスティアーノ・ロナウド。スポルティングからマンチェスター・ユナイテッドに移籍してブレイクした彼は、その後レアル・マドリーとユヴェントスでもプレーし、世界最高のストライカーに成長した。

そして2021年、驚くべきことに彼は苦しむ古巣マンチェスター・ユナイテッドに復帰を決断。新たなエースとして期待を受けたものの、チームはなかなか苦戦から逃れられず…。昨年末にインタビューでクラブを批判して解雇され、今年サウジアラビアのアル・ナスルへと移籍している。

カルロス・テベス

復帰したクラブ:ボカ・ジュニオルス

古巣に復帰したブラジル人やアルゼンチン人は数えきれないが、近年ではテベスが「3回」ボカ・ジュニオルスに所属したという珍しい存在となっている。

もともとボカ・ジュニオルスで大ブレイクした彼は、後にウェストハムで欧州に進出。マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティを経てユヴェントスでプレーし、2015年にボカへ移籍。そして一度中国へ去ったもののまったく環境に馴染めず、2018年に3度目の加入を果たしている。

ウェイン・ルーニー

復帰したクラブ:エヴァートン

マンチェスター・ユナイテッドでの活躍によって世界最高のアタッカーと評価されたウェイン・ルーニー。しかし、彼は10代でデビューした古巣エヴァートンへの愛を隠すことは一度もなかった。

マンチェスター・ユナイテッドで559試合に出場した後、彼は2017年にエヴァートンへと復帰。そして1年を過ごしたあとでMLSのDCユナイテッドへと移籍していった。後にダービー・カウンティで選手、コーチ、監督を務め、現在は古巣DCユナイテッドで指揮官を務める。

ジャンルイージ・ブッフォン

復帰したクラブ:ユヴェントス、パルマ

イタリアの伝説的なゴールキーパーは、40代になって古巣へと復帰し、さらにレギュラーとして活躍するというなかなか珍しい存在。まさに生けるレジェンドである。

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パルマに加入したのは1995年。6年後にユヴェントスへと移籍し、2018年にパリ・サンジェルマンへ。その2年後にユヴェントスへと復帰し、さらに2021年には43歳で古巣パルマに戻った。もしパルマが今季セリエAに復帰したら、シーズンの途中で46歳になる来季もプレーするつもりだとか…。

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