6日から本土と全面的出入境再開

香港と中国本土の出入境再開で新たな進展が見られ、李家超・行政長官らは3日、記者会見を行った。

2月3日の香港メディアによると、国務院連防連控機制は同日、6日午前零時から本土と香港・マカオの人員往来を全面的に回復すると発表。

広東省・香港間の陸路出入境管理所を経由する際に予約は不要とし、出入境枠も設けず、香港・マカオから本土への入境者は過去7日以内に外国または他の域外地域での滞在歴がなければPCR検査は必要ない。過去7日以内に外国または他の域外地域に滞在した場合は48時間以内のPCR検査の陰性結果が必要となる(3歳以下は不要)。

6日からはすべての出入境管理所が開放され、羅湖、蓮塘/香園囲、落馬洲/皇崗、沙頭角(貨物輸送)も再開する。海外から来港する非香港住民に対するワクチン接種の要求も撤廃される。

李長官は「本土との全面的出入境再開で大量の人流往来がもたらされるため、リスクをコントロールするために海外と台湾からの来港者には快速抗原検査の要求を一定期間維持する」と述べた。

陳国基・政務長官は1月8日に第1段階の出入境再開が始まってから2月2日までに77万人が北上、70万人が南下したと説明。特区政府医務衛生局の盧寵茂・局長も第1段階の出入境再開以降に新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行は激化しておらず、1月8~29日の陽性ケースは1日1万4000件余りから約3000件に8割減少したと指摘した。

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