時津トンネルで合同防災訓練 18日開通の高規格道路「西彼杵道路」時津工区

消火活動などを実施した合同防災訓練=時津トンネル

 18日に供用開始する高規格道路「西彼杵道路」時津工区(日並郷-野田郷、3.4キロ)で2日、関係機関による合同防災訓練があり、事故発生時の対応手順などを確認した。
 長崎県、消防、警察の計26人が参加。区間の約半分を占める時津トンネル(1.7キロ)内で車両の追突事故が発生し、車両が炎上したと想定した。各機関が連携して消火活動や避難誘導、通行規制などを進めた。県長崎振興局建設部の野田章則副部長は「訓練を通して見つかった課題は供用開始までに解決できるよう連携して取り組んでいきたい」と話した。
 西彼杵道路(佐世保市-時津町、46キロ)は現在、佐世保市の指方ICから西海市の大串ICまでの14.2キロを供用中。新たに開通する時津工区は幅員10.5メートルの片側1車線。町内で慢性化している交通渋滞の緩和や移動時間短縮などが期待されている。


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