西区の強盗殺人未遂事件 男4人逮捕 相次ぐ強盗事件との関連は? 広島

去年12月西区の店舗兼住宅で起きた強盗殺人未遂事件で先週動きがありました。警察は、実行犯8人のうち男4人を逮捕。「ルフィ」と名乗る指示役が関与したとされる相次ぐ強盗事件との関連とは?

事件が起きたのは夜の住宅街。去年12月21日、西区小河内町の高級時計などを扱う店舗兼住宅に宅配業者を装い男らが押し入りました。室内には息子と両親の3人。両親は体当たりされるなどで軽傷。息子(49)は縛られたうえ頭などを殴られて意識不明に。現金や時計など約2400万円相当が奪われました。

そしてこの事件が先週大きく動きます。強盗殺人未遂の疑いなどで埼玉や神奈川に住む男4人が逮捕されました。

県警は緊急で会見を開き実行犯の8人を特定したと発表。捜査関係者によると残る4人は広島の事件の前に東京で起きた強盗事件で逮捕された容疑者と同一人物の可能性が高いということです。

実行犯8人はどのように犯行に及んだのでしょうか。

児玉比呂記者「県外に住む男8人は新幹線などで広島駅へ。事件当日駅の近くでレンタカーを借りています」

8人は複数のレンタカーで事件現場に向かい犯行に及びました。犯行後、実行犯は盗まれた高級時計などを県外の買い取り業者に売却。一部の品は警察が回収したということです。

捜査関係者によりますと犯行現場からはイヤホンがみつかっていて、鑑定の結果実行犯が使っていたものと判断したということです。

警察は「ルフィ」と呼ばれる指示役が関与した関東などで起きている強盗事件と同様に指示役と電話で連絡を取りながら犯行に及んだとみて詳しい経緯を調べています。

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