「日光さる軍団」の公演を巡り、「猿への虐待では」と指摘される動画が交流サイト（SNS）で拡散され、さる軍団の公演などを行うおさるランド（日光市柄倉（からくら）、村崎太郎（むらさきたろう）社長）は6日、ホームページ（HP）で「多くの方に不快な思いをさせてしまい深くおわび申し上げます」との謝罪のコメントを発表した。
同社によると、動画はさいたま市の商業施設で4、5日に行われた公演に関連するもの。猿とともに登場した女性芸人が猿をたたいたり、拳でぐりぐりと猿の頭を挟んだりする様子が映されている。SNSでは「ここまでやるのはひどい」「虐待ではないか」などのコメントが相次いだ。
同社は5日夜、動画の存在を確認。HPのコメントでは女性芸人の行為を「弊社で指導している内容とは大きくかけ離れた行動」とした上で、「新しい芸に挑戦したが思い通りにならず感情的になってしまった」と説明した。女性芸人はキャリアが浅いという。
6日には村崎社長が約20人の芸人とオンラインで再発防止を話し合った。同社は「今回のことを教訓に、心からおさるの芸を楽しんでいただける努力を一層する」としている。
