3月に第2子誕生予定のコレアがWBC出場辞退 各国で辞退者が続出

ワールド・ベースボール・クラシックの最終ロースターは日本時間2月8日が提出期限となっているが、その期限を目前として各国の有力選手の出場辞退報道が相次いでいる。ツインズは日本時間2月7日、3月に第2子の誕生を控えているカルロス・コレアがプエルトリコ代表のロースターに入らないことを発表。今オフ、2球団の身体検査をパスできなかったコレアは結局ツインズと再契約を結ぶことになったが、ツインズによると、WBC出場辞退は家庭の事情によるものであり、健康面の問題は一切関係ないという。

コレアの妻ダニエラさんは、現地時間3月11日ごろに第2子となる男の子を出産予定。プエルトリコ代表はその日からプールDの戦いをスタートする予定となっており、コレアはプエルトリコ代表の一員としてプレーするよりも、1人の父親として妻の出産に立ち会うことを選択したようだ。プエルトリコ代表は前回大会で二塁ハビアー・バイエズ、三塁コレア、遊撃フランシスコ・リンドーアという豪華な内野陣を形成したが、今大会ではこの豪華トリオが揃うところは見られないということになる。

また、イタリア代表として出場予定だったブランドン・ニモ(メッツ)も出場辞退を決めたようだ。日本時間2月7日、メジャーリーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者が伝えた。イタリア代表はトレイ・マンシーニ(カブス)やジョーダン・ロマノ(ブルージェイズ)も出場を辞退しており、戦力ダウンは避けられない。

さらに、ドミニカ共和国代表として出場予定のフランバー・バルデス(アストロズ)も出場するか不透明な状況になっているという。バルデス自身は参加の意思を持っているものの、昨季キャリアハイを大幅に更新する投球イニング数を記録したため、球団からストップがかかっている模様。「準備は整っていない。肩を休ませないといけないからね」とバルデスは話している。今大会トップクラスの投手力を誇るとみられていたドミニカ共和国代表だが、ルイス・カスティーヨ(マリナーズ)、ルイス・セベリーノ(ヤンキース)、フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)らも出場を辞退しており、一転して先発投手不足が懸念されている。

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