7.7万個の輝き テーマは「和」 岡山・西大寺地区の4会場装飾

ハートマークの明かりの中で記念撮影を楽しむ親子=西大寺緑花公園

 岡山市東区西大寺地区をライトアップする「西大寺ファンタジー2023」は、過去最多の約7万7千個の発光ダイオード(LED)でJR西大寺駅前広場、西大寺緑花公園など4会場を装飾し、市民らが幻想的な雰囲気を楽しんでいる。28日まで。

 全体のテーマは「和」。駅前広場では投光器で西大寺会陽のモニュメントを照らし、周辺に和傘、地元の子どもたちが夢や目標を記した灯籠、中高生が干支(えと)の絵を描いたり会陽にちなんだ文字をしたためたりした扇を並べている。

 緑花公園では「写真映え」する撮影スポットを新設。ピンクと青色の大きなハートマークのオブジェ、藤棚のように連なるイルミネーションが出現し、訪れた人たちがカメラやスマートフォンを向けてシャッターを切っている。木々を照らす光を備え付けのリモコンで好きな色に変更できる仕掛けもある。

 家族で来園した中区の保育園女児(6)は「遠くからでもきれいな明かりが見えて、楽しい気分になった」と話した。

 学芸館スクールガーデンと西大寺観音院も会場になっている。点灯は午後5時半~10時(会陽の18日は翌午前1時まで延長)。問い合わせは実行委事務局(086―944―5038)。

藤棚のようなイルミネーションを見上げる子ども
扇や和傘で彩られたJR西大寺駅前広場

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