フキノトウ つぼみ次々 新見・唐松地区に春の気配

芽吹いたフキノトウ

 新見市唐松地区で、春を代表する山菜・フキノトウが次々と姿を見せ始めた。直径5センチほどの丸いつぼみが、地面に落ちた枯れ葉の間からちょこんと顔をのぞかせている。

 住民によると、日当たりのいい山裾の斜面で1月中旬から芽吹き出した。今月に入ってからは数がどんどん増えており、寒さの中にも春の気配を漂わせている。

 地元では天ぷらのほか、細かく刻んでみそと合わせた「ふきみそ」にして味わうという。男性(75)は「最も早く春の香りを楽しめるのがフキノトウ。自然の恵みに感謝しながら食したい」と話した。

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