甘い香り漂う 宇都宮の羽黒山でロウバイ見ごろ

見頃となった羽黒山のロウバイ(超広角レンズ使用)

 【宇都宮】今里町の羽黒山の南斜面でロウバイの黄色い花が満開となった。

 南斜面は見晴らしが良く、「10の国が見渡せる」として通称「十国平」と呼ばれる。ロウバイは山頂にある羽黒山神社が30年ほど前、参拝者のために約18アールの斜面へ約80本を植栽した。毎年1月中旬に開花し、この時季の風物詩になっている。

 同所のロウバイは「素心(そしん)」といわれる種類で、花径は約3センチ。スイセンのような香りが特徴。今年は例年より1週間ほど開花が遅いという。斜面は黄色く染まり、甘い香りが漂っている。

 同神社の阿部康夫(あべやすお)宮司(66)は「今月いっぱいは楽しめます」と話している。

 

見頃となった羽黒山のロウバイ(超広角レンズ使用)

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