仕事道具に感謝を

 ◎…仕事道具に感謝を込めて―。宮崎市の宮崎神宮で8日、県畳工業組合の「はりまつり」があった。組合員10人が各自使い込んだ畳針を供養し、気持ちを新たにした。
 ◎…神事では、堅い畳に通される針に安らかな最後を迎えてもらうため、豆腐を用いるのが習わし。それぞれ持ち寄った針を約4丁分の豆腐に刺した後、玉串をささげた=写真。
 ◎…3年ぶりの開催で「道具を丁寧に使っていこうと改めて感じた。今後もずっとやっていきたい」と丸山雅光理事長。今年、60周年の節目を迎えた組合の歴史も紡ぎ続ける構えだ。

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