広島カープの宮崎・日南キャンプも中盤戦に突入します。新生・新井カープの “長い一日” に迫りました。
9日午前7時すぎ、早出練習の選手たちが、個々の課題と向き合う姿がありました。ショート定位置争いへ名乗りを挙げる 矢野雅哉 は、課題の打撃に磨きをかけるべく、精力的にバットを振り込みます。
一方、捕手一本でレギュラーポジションを狙うのは、坂倉将吾 です。リーグトップクラスの打力があるだけに、捕手としての技術を細部にわたって詰めていきます。
チーム全員が合流すると、そこは競争の場です。矢野は、レギュラー格の 小園海斗 とともにノックを受け、坂倉は、強力捕手陣としのぎを削ります。
投手陣では、フリー打撃にドラフト3位ルーキーの 益田武尚 が登板。球の速さのみならず、質の良さも光り、簡単には打者にとらえさえませんでした。
一方で気になることもありました。ドラフト5位ルーキーの 河野佳 が、フリー打撃に登板しましたが、新外国人の デビッドソン にホームランを許すと、打球が足に直撃し、降板。
「ただの打撲です」と本人は軽傷を強調。次なるチャンスへ前を向いていました。
広島カープ 新井貴浩 監督
「次のクールは実戦形式、紅白戦。そこでどんな動きを見せるか、結果も内容も見ていきたい」
「けがのないように、特に若い選手にはどんどんアピールしてもらいたい」