栃木県内、11日明け方にかけて大雪に注意 警報の可能性も

真っ白に雪化粧した県中央公園=10日午後0時25分、宇都宮市睦町

 宇都宮地方気象台は10日午後4時22分、「大雪に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県内では11日明け方にかけて断続的に雪の降るところがあるとして、注意を呼びかけている。

 気象台によると、前線を伴った低気圧が四国沖にあり、発達しながら東北東へ進んでいる。11日始めにかけて本州の南岸を東北東へ進む見込み。

 栃木県では積雪となっているところがあり、北部では11日明け方にかけて、南部では10日夜遅くにかけて大雪になるところがあるという。気温が予想より低くなった場合や降雪が長引いた場合には、北部に大雪警報を発表する可能性がある。

 10日午後4時現在の主な地点の24時間降雪量は、奥日光中禅寺湖畔と日光市土呂部が14センチ、那須高原10センチ、宇都宮2センチ。

 11日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで、北部山地15センチ、北部平地5センチ、南部山地10センチ、南部平地3センチの見込み。

 気象台は、大雪や路面の凍結による交通障害などに注意するよう呼びかけている。また、北部山地では雪崩にも注意が必要としている。

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