和牛甲子園出品肉を販売 飼育生徒が店頭でPR スーパーのオータニ全店

育てた牛の肉を買い物客に自らPRする宇都宮白楊高の生徒

 全国の農業高生が飼育した和牛の肉質を競う「第6回和牛甲子園」(JA全農主催)に出品した県内4高校のとちぎ和牛の販売が11日、県内外のフードオアシスOTANI全18店で始まった。このうち宇都宮、真岡、那須塩原市の4店舗では同日、牛を育てた生徒が自ら店頭に立ち、思いの詰まった味を来店客にPRした。

 店頭に並ぶのは宇都宮白楊、真岡北陵、鹿沼南、那須拓陽の各校の生徒が育てた牛の肉。サーロインやモモなどを販売している。

 宇都宮市元今泉4丁目の宇都宮駅東店では、宇都宮白楊高の生徒ら4人が自作のPRボードを掲げながら、購入を呼びかけた。3年星陽南乃(ほしひなの)さん(18)は「3年間面倒を見た。感謝を込めて食卓に送り出したい」と話した。

 販売は今月末まで。なくなり次第終了。JA全農とちぎは、対象商品を買って応募すると、とちぎ和牛が当たるキャンペーンも実施している。

 

育てた牛の肉を自らPRする宇都宮白楊高の生徒

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