交通事故防止に役立ててもらおうと、栃木市都賀町家中、会社役員中村和男（なかむらかずお）さん（69）は13日、県警に白バイ仕様のハーレーダビッドソンのトライク（三輪オートバイ）とオートバイを寄贈した。同社トライクの白バイ配備は全国で初めて。同日、県庁玄関前で寄贈式が行われた。2台は交通機動隊に配備される。
中村さんの県警への寄贈は、高速隊に配備されている日産自動車「GT-R」、交通機動隊配備のトヨタ自動車の高級車「レクサスLC500」に続き3回目となった。
寄贈されたのは、トライク「トライ・グライド・ウルトラ」とオートバイ「ストリート・グライド・スペシャル」。排気量は、いずれも1868ccを誇る。
中村さんが県警に寄贈を申し入れた。白バイへの改装費を含めると、トライクは約770万円、オートバイは約620万円で計約1390万円。交通事故防止の啓発活動や取り締まりで活用する。
式典では中村さんが福田富一（ふくだとみかず）知事にレプリカキーを贈呈した。県警の難波健太（なんばけんた）本部長は「県民の注目の的となるのは間違いない。特徴を大いに生かして交通取り締まりなどの各種対策を強力に推進していく」と謝辞を述べた。
