36協定届け出ずに時間外労働させた疑い 労基法違反で桐蔭学園を書類送検 横浜北労基署

横浜第二合同庁舎

 違法に時間外労働を行わせたなどとして、横浜北労働基準監督署は14日、学校法人桐蔭学園(横浜市青葉区)と、同法人の人事労務部長の60代男性を労働基準法違反の疑いで書類送検したと発表した。

 書類送検容疑は教職員1人に対し、2021年10月21日、時間外労働に関する労働基準法36条に基づく労使協定(36協定)を届け出ずに約10分間の時間外労働を行わせたほか、別の教職員1人に対し20年1月から同5月までの間、法定の除外事由なく5カ月分の互助会費名目で賃金から4500円を控除した、としている。

 労基署は認否を明らかにしていない。桐蔭学園は「事実確認が取れていないのでコメントできない」としている。

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