マスク無しの卒業式に賛否 県方針に卒業控えた生徒 外す恥ずかしさ、差別懸念も

出席者全員マスク着用で行われた昨春の県立高卒業式。各学校は半月後に迫った今年の式の対応を検討している=2022年3月、足利市有楽町

 「外してもいいと思う」「感染リスクが心配」。県立学校の卒業式は原則、生徒や教職員のマスクを外して行うという県の方針が示された14日、卒業を控えた高校生からは賛否が入り交じった声が上がった。3年間着用に慣れきった生活だっただけに、最後に外すことへの気恥ずかしさや同調圧力への懸念も垣間見える。学校側は、受験生の感染対策なども考慮しながら「晴れの日」をどう迎えるか、具体的な検討を急ぐ。

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