どうも!クーピーチャンネルです。今回は、2022年秋に発売された新型の軽キャンピングカー『インディ108』について、前後編に分けてご紹介します!ベース車両のハイゼットトラックがマイナーチェンジされた『インディ108』ですが、前編となるこの記事では、外装と内装を詳しくお伝えしていきます。
新型キャンピングカー『インディ108』の概要 旧型『インディ727』との違いもチェック!
『インディ108』は、「軽キャブコン」というジャンルのキャンピングカーです。
【インディ108のスペック】
- 車体の大きさ:全長/3,390mm、全幅/1,470mm、全高/1,990mm
- CVTエンジン:エンジン/660cc、最大出力/46PS、トルク/60Nm
- 燃費:21km/1L
- 乗車定員:4人
- 就寝定員:4人
- 車両本体価格(税込):2WD/3,929,200円~、4WD/4,048,000円~
[ 画像が省略されました ]
自分は、旧型にあたる2017年モデルの『インディ727』に約3年間乗っています。
新型の『インディ108』と旧型の『インディ727』では販売されているお店が違い、『インディ108』は東和モータースで、『インディ727』はインディアナで販売されています。
ただ、製造はどちらもナッツRVなので、ソファシートなどの細かい違いはありますが、どちらもほとんど同じようなつくりです。
また、新型と旧型の大きな違いとして、新型の『インディ108』では、ベース車両のハイゼットトラックがマイナーチェンジされました!
ミッションが4速ATからCVTに変わったので、走行性能が上がっています。
しかし、旧型の4速ATは最大馬力が53馬力だったので、意外にも新型のほうが馬力が下がっています。新型の走行性能はどうなのか、しっかり確かめていきたいですね。
[ 画像が省略されました ]
軽キャンピングカーの最大の弱点は走りです。大幅に改善されていたら、新型の『インディ108』に乗り換えたいです!
電動ミラーが便利!最新キャンピングカー『インディ108』の外装
それでは、『インディ108』の外装を、旧型とも比較しながらご紹介していきます!
LEDライト・フロントメッキグリル・電動ミラー
旧型と同じく、フロントライトはLEDです。
ただ、フロントメッキグリルが旧型よりも大きくなり、顔つきが変わっています!
[ 画像が省略されました ]
自分は旧型のフロントメッキグリルに見慣れているので、旧型のほうが「ハイゼット」という感じがしますね。このあたりは好みが分かれそうです。
また、サイドミラーが手動から電動に進化しました。
旧型はサイドミラーを手で折りたたまなければならず、洗車の際に不便でした。しかし、『インディ108』はボタン1つで自動で折りたためるので便利です。
タイヤホイール
タイヤホイールは、12インチあります。
窓
運転席側のサイドには、長方形の窓が1つと、丸窓が1つ付いています。
長方形の窓の下側にバッテリー、丸窓の下側にガソリンタンクが配置されています。
そして、助手席側のサイドには、丸窓が2つ。
丸窓は旧型から少し改良されており、内側にゴムが付いていました。
窓は結露しにくい二重窓ですが、ゴムで空気を抜くことによって、さらに曇りが取りやすい仕組みになっています。
ロゴ・外部コンセント入力
助手席側のサイドには『インディ108』のロゴが付いており、ロゴの下に外部コンセント入力があります。
4種類のボディカラー
ボディのカラーリングは4種類。今回ご紹介している車両の色はスチールブルーメタリックです。
その他、ホワイト・バロックレッドメタリック・ボストンブルーメタリックが展開されています。
旧型である『インディ727』の「アズールブルーメタリック」に比べて、『インディ108』の「スチールブルーメタリック」のほうが濃いブルーになっています。
[ 画像が省略されました ]
濃いめのブルーにロゴのラインがよく映えていて、かっこいいですね!
リア外装
新型のリアの外観は、旧型とほとんど変わりはありません。
また、オプションでバゲッジドアをつけられます。
クルーズコントロール付き!最新キャンピングカー『インディ108』の運転席
続いて、運転席をチェックしていきます!
ちなみに、車の鍵はリモコンで操作するか、ドアに付いているボタンをプッシュすることでロック・解除ができます。
エンジン・メーター周り
エンジンはプッシュ式になりました。ワンタッチでエンジンが簡単につきます。
タコメーターは付いていませんが、トリップメーターがあって、平均燃費のほか、航続可能距離や外気温も確認できます。
[ 画像が省略されました ]
キャンピングカーはほとんどがトラックベースで、基本的に快適装備がありません。
しかし、『インディ108』はキャンピングカーにも関わらず、メーターに快適装備が備わっていて嬉しいです!
パネル
パネルには四駆のスイッチがあり、二駆と四駆の切り替えが可能です。
クルーズコントロール
新型の『インディ108』のCVTミッションにも、クルーズコントロールがつけられます。
コントロールスイッチをつけることで、クルーズコントロールが作動します。コントロールスイッチで速度を設定すると、アクセルから足を離しても、設定した速度で自動で進んでくれますよ。
ミニマムな空間が楽しい!最新キャンピングカー『インディ108』の内装
ここからは、『インディ108』の内装をチェックしていきます。ミニマムな空間にワクワクしますよ!
レイアウト
セカンドシートが後ろ向きになっていて、対面のダイネットです。
ポップアップ
ポップアップは、フックを外して窓を開けてから、手動で上に押し上げます。
入り口
入り口の網戸やドアは、旧型の『インディ727』と特に変わりはありません。
スイッチ類・ライト
スイッチ類は、入り口のすぐ左手にあります。
まずは、室内灯を点けてみます。
次に、左右のライト。
左右のライトは豆電球に切り替えもできます。
[ 画像が省略されました ]
豆電球に切り替えられる点は、自分がインディに乗っている中で特に気に入っているポイントの1つ。
スイッチで簡単に切り替えられるので、寝る時などに役立ちますよ!
コンセント・サブバッテリー
車両の外装にある外部コンセントに電源をつなぐと、車内でコンセントが使えます。
また、コンセントの下にサブバッテリーが入っており、標準では80A、オプションで115Aや105A×2台なども選べます。
オプションのFFヒーター
キャンピングカー専用の暖房機能であるFFヒーターは、標準装備ではついていませんが、オプションでつけられます。
ソファ
一番後ろのサードシートは、取り外しが可能です。
セカンドシートは、後ろ向きに固定もできます。シートベルトは2点式です。
また、『インディ108』では、対面式レイアウトだけでなく、横向きレイアウトも可能です。
横向きレイアウトにするときには、サードシートをいったん取り外して、ポールをはめ込みます。取り外したサードシートを横向きにしたら、横向きレイアウトの完成です!
[ 画像が省略されました ]
横向きレイアウトは、1人で使うには便利そうですね。
セカンドシートをフラットにしておけば、ベッドを展開せずにそのまま寝られそうです。
テーブル
テーブルは、サードシートの奥に収納されています。
助手席の後ろにあるポールを床に設置し、テーブルの裏の穴にポールをはめるだけでテーブルの設置は完了です。
ギャレー
ギャレーは、歯磨きをするにはちょうど良い大きさです。野菜や食器も軽く洗うことができそうなサイズ感ですね。
また、タンクは入り口付近にあるので、車内に上がらなくても給水できて便利です。
タンクの容量は13Lで、左が清水タンクで右が汚水タンクです。
冷蔵庫
標準装備では冷蔵庫がついていないものの、サードシートの下やギャレーの横に置けます。
ギャレーからアクセスしやすい位置に冷蔵庫を設置できるのは嬉しいですね。
助手席の後ろもスペースが空いているので、後方座席から前方座席へ行き来しないのであれば、ここに設置するのもよいかと思います。
窓
外装パートでも紹介しましたが、窓は全部で5つあって、すべてアクリル二重窓。アクリル二重窓は結露しにくいので、使い勝手が良いです。
リアとサイドの窓は、跳ね上げ式になっています。網戸とシェードにも簡単に切り替えられますよ。
壁
キャブコンの最大の強みは、ボディの壁です。
一番外側にアルミパネル・合板・22mの断熱材・合板、そして壁紙というつくりにより、しっかり断熱してくれます。冬は暖かく、夏はエアコンの冷気を逃しにくいですよ。
また、遮音性も高く、喧騒の中でも眠ることができます。
収納スペースが多い!最新キャンピングカー『インディ108』の収納
軽キャンピングカーは車内がコンパクトですので、収納がないと物をたくさん入れられません。そのため、収納はかなり重要です。
ここでは、『インディ108』の収納スペースを詳しく解説していきます。
オーバーキャビネット
オーバーキャビネットは車内の天井の空間に収納できるので、一番使い勝手が良いです。
運転席側のサイドに4つ、ギャレーの上に2つ、運転席と助手席の上に1つオーバーキャビネットがあります。
運転席と助手席の上のオーバーキャビネットは高さがありませんが、横幅や奥行きがあるので長尺物が入りそうです。
[ 画像が省略されました ]
ちなみに、自分が乗っている『インディ727』は、横向きレイアウトのため、『インディ108』に比べてオーバーキャビネットの数が少ないです。
対面式レイアウトの『インディ108』では、横向きレイアウトよりオーバーキャビネットの数が増えているのが嬉しいポイントですね。
サードシートの収納
一番大きい収納はサードシートの下です。たくさんの物を収納できそうですね。
セカンドシートの収納
セカンドシートの下にも収納がありますが、物を取り出すたびにセカンドシートを上げなければならず、使用頻度が高いものを入れるのは避けたほうがよさそうです。
[ 画像が省略されました ]
旧型の『インディ727』では、セカンドシートを上げなくてもいい作りになっていたので、ここも旧型と新型の違いですね。
ベッドサイズが大きい!最新キャンピングカー『インディ108』のベッド展開
車中泊で気になるのは、ベッドですよね。実際にベッドを展開して、使い勝手をご紹介していきます!
ベッドサイズ
ベッドのサイズは縦が195cmで横幅は100cmと、結構広いです。
[ 画像が省略されました ]
軽キャンピングカーにしては広さがあるとはいえ、男性2人だと窮屈そうですね。
男女2人、もしくは大人と子どもなら一緒に寝られそうです。
ベッド展開にかかる時間
ベッド展開にどれくらい時間がかかるか確かめるために、実際に展開してみました。
新車ですのでソファが硬く手こずってしまい、3分49秒もかかってしまいました…。慣れてくれば、1分半くらいでできるようになるはずです。
車中泊にぴったり!2022年最新のキャンピングカー『インディ108』!
『インディ108』はコンパクトな軽キャンピングカーですが、収納が多く使い勝手が良いです。実際に車中泊するのが楽しみになりますね。
車内後方のシェルは、前年モデルである2021年モデルと特に変わりはなく、やはり気になるのは旧型と大きく違いがありそうな走りの部分ですね。
後編では、実際に走行してみた感想とメリット・デメリットをお伝えしますので、あわせてチェックしてみてください!