週末以降も気温変化大きい 暖かくてもコートは仕舞わずに 来週前半は真冬の寒さ戻る

 全国的に気温の低い状態が続いているが、あす17日(金)日中は関東から西で、きょうより日差しの暖かさを感じられそうだ。週末は北陸や北日本を含めて、全国的に一気に気温が上がってくる見込み。ただし、この状態はそれほど長続きはせず、来週前半は再び真冬の寒さが戻る見通し。この先1週間は、気温の変化が大きくなりそうだ。

 きょう午後は日本海側の雪の範囲は狭まり、北陸や山陰でも晴れ間が広がる見込み。全国的に風がおさまる地域が多いが、空気はまだ冷たいままで、今夜からあす17日(金)朝にかけても各地で冷え込みが強まりそうだ。17日(金)日中は太平洋側で晴れる所が多く、全国的にきょうより気温が上がる見通し。北日本でもプラスの気温となるので、積雪の多い地域はなだれや落雪に注意が必要となる。

 18日(土)午後は日本海側から雪や雨の範囲が広がるが、日本海の気圧の谷に向かって南風が吹き込むため、全国的に気温が3月中旬~4月上旬並みまで上がる予想だ。東・西日本は、土曜日の夜から19日(日)午前にかけても気温が高く、地方によっては「春一番」の発表があるかもしれない。積雪の多い地域は、なだれにいっそう注意が必要だ。

21日(火)は真冬並み

 日曜日の夕方以降は、西から冬型の気圧配置に変わり、20日(月)~21日(火)にかけて日本の上空に再び強い寒気が流れ込む見通し。21日(火)は全国的に厳しい寒さとなり、日本海側は大雪のおそれがある。この先は、気温の変化が大きくなるので、服装や体調管理に注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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