中島啓太が“同僚”ウッズのホスト大会参戦「戦えるのは光栄」

開幕2日前には松山英樹と練習ラウンドを回った中島啓太(撮影/亀山泰宏)

◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 事前(15日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

中島啓太は昨年1月、タイガー・ウッズらが所属する米国のマネジメント会社「エクセルスポーツマネジメント」と契約した。コリン・モリカワと担当エージェントが同じ日本のホープが、推薦でウッズのホスト大会に出場。レジェンドが7カ月ぶりにツアー復帰するタイミングも重なり「歴史的なコースで、タイガー・ウッズ選手の大会を戦えるだけでも光栄なこと。同じフィールドでプレーできるとは…」と気持ちを高ぶらせる。

トリッキーなコースを相手にシンプルなプレーを心がける(撮影/亀山泰宏)

3週前の「ファーマーズインシュランスオープン」に出場して帰国した後はコンディショニングに重きを置いた調整を続けてきたという。「(状態は)いいと思います」と順調な準備を重ね、開幕2日前には9度目の大会出場となる松山英樹と練習ラウンドを一緒に回った。

「ファーマーズ―」でも事前のコースチェックをともにしたように、22歳の貪欲な姿勢は日本の第一人者も認めるところ。「アプローチのときに“見えない”傾斜を教えてくれた。いろんな傾斜を使えることや、『このピンに対してはここにボールを運んでいった方がいい』といった、試合の中で使えるようなアドバイスをたくさんもらいました」と感謝した。

アプローチをはじめ、先輩から助言を受けた(撮影/亀山泰宏)

1月「ソニーオープンinハワイ」から始まったPGAツアーへのスポット参戦も、3試合目のこの大会でいったんひと区切り。次戦は国内ツアーとなる見込みだけに、「まずは予選カットをクリアして4日間戦い抜くこと。今週が終わったらしばらく試合がないので、出し切って終われるようにしたい」と力を込めた。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/亀山泰宏)

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